客数が減った飲食店が、広告より先にやるべき3つのこと

客数が減った飲食店が、広告より先にやるべき3つのこと

結論から、いきます。 客数が減った飲食店がやるべきは、広告でもSNSでもありません。①昔のお客さんの掘り起こし、②常連さんの来店間隔チェック、③「この店じゃなきゃ」の理由づくり。この3つが先。ぜんぶ、お金がほぼかからず、今週からできます。

なぜ、客数減で「広告」に走ると失敗するのか?

客数が減ると、頭に浮かぶのは「新しいお客さんを呼ばなきゃ」ですよね。で、広告、グルメサイト、SNS…と“外”に目が向く。

でも、ちょっと待ってください。減ったのは「新規」ですか? それとも「常連さんの足」ですか?

多くの場合、売上を静かに削っているのは常連さんの来店間隔が延びることです。毎週来てた人が隔週になるだけで、その人の売上は半分。10人で起きたら、新規を何人集めても追いつきません。外に水を注ぐ前に、まず内側の穴をふさぐ。順番の話です。(この“受け皿が先”の考え方は広告を出す前に見るべき社内の数字3つで詳しく書きました。)

①まず「昔のお客さん」を掘り起こす——最強の即効薬

新規のお客さんをゼロから連れてくるのは、いちばん高くつきます。逆に、一度でも来てくれた人に「思い出してもらう」のは、ほぼタダ

  • 予約台帳、LINEの友だち、会員カード、名刺——連絡先が残っている人を全部リストにする
  • その人たちに、売り込みじゃない軽いひと声を送る。「季節の新メニュー始めました」「〇〇さんの好きだった△△、今週入ってます」

ポイントは売り込まないこと。人がお店から離れる理由の大半は、不満じゃなく**「なんとなく忘れてた」**です。なんとなく忘れられただけなら、なんとなく思い出してもらえばいい。これだけで、静かに戻ってくる人が必ずいます。

②常連さんの「来店間隔」をチェックする

台帳やレジデータで、常連さんの最後の来店日を並べてみてください。見るのはひとつだけ——「いつもの間隔」より空いてる人はいないか

毎週の人が1ヶ月空いてたら黄信号。その人には①と同じ、軽いひと声。完全に離れてから追いかけるのは大変ですが、「ちょっとご無沙汰」の段階なら、ひと声で戻ります。(やり方の詳細は離れていく常連さんはデータで気づけるへ。)

③「この店じゃなきゃ」の理由を、ひと言にする

さて、①②で戻ってきてもらったとして——また間隔が空いたら同じことです。だから最後は、通う理由づくり。

むずかしく考えないでください。高級店になれって話じゃありません。

  • 「あそこは、顔を覚えててくれる
  • 「あの〆の一品は、あそこにしかない」
  • 「行くと大将のあの一言が聞ける」

こういう、**味以外の“指名理由”**がある店は、多少遠くても、多少高くても選ばれます。あなたの店に既にある「らしさ」をひとつ選んで、意識して磨く。名物メニューでも、声かけでも、常連さんの名前を呼ぶことでもいい。(接客の場面ごとの工夫はリピート客を増やす方法に書きました。)

今日やること

今週やるのは、この順番です。

  1. 連絡先が残ってるお客さんを、リストに集める(今日)
  2. “いつもの2倍”ご無沙汰な常連さんを3人見つけて、軽いひと声(今週)
  3. うちの「この店じゃなきゃ」をひと言で書いてみる(考えるのはタダ)

広告は、この3つが回り始めてからで十分間に合います。外に探しに行く前に、もう持っている宝物から。応援しています!

よくある質問

飲食店の客数が減ったとき、まず何をすべきですか?

広告の前に、①過去のお客さんの連絡先(顧客リスト)を集めて掘り起こす、②常連さんの来店間隔が延びていないか確かめる、③「この店じゃなきゃ」の理由をひと言で言えるようにする、の3つです。どれもお金がほぼかからず、新規集客より早く効きます。

顧客リストがありません。今からでも作れますか?

作れます。LINE公式アカウントの友だち登録、予約時の連絡先、会員カードなど、今日から貯め始められます。「登録してくれたら1品サービス」のような小さなお礼をつけると集まりやすくなります。

SNSや広告はやらなくていいのですか?

やるなら「今いるお客さんの再来店」を固めてからです。ザルのまま新規を注いでも、一度きりで流れてしまいます。常連の受け皿ができた後の広告・SNSは、同じ費用でも何倍も効きます。

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